熊野真一 Shinichi Kumano
兵庫県姫路市出身。弦楽器店にリペアマンとして在籍。
2011年神戸市兵庫区にバイオリン工房音屋を開業。
2013年六甲に移転。
Born in Himeji,Hyogo.
Worked as a repairer at a string instrument retail.
Opened OTOYA,the atelier of Violin, in Hyogo-ku,Kobe in 2011.
Moved to Rokko area in 2013.

Sales

Instruments&Bows,Cases
Accessories(Strings/Rosins/Shoulder Rests etc.)

Repair・Adjustment

Instruments&Bows,Cases
Accessories(Strings/Rosins/Shoulder Rests etc.)
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Vn上ナット交換

上ナットはチューニング時に弦金属巻きの摩擦を受けて摩耗します。開放弦で雑音がする場合は弦溝が掘れてしまい指板に触れてしまっていることが要因の一つにあります。

サイド割れ修理

側板に外から力が加わり割れが発生。表板を開けて、凹みを戻します。前任者の修理にスプルースが使用されていたので、割れ止めの材料はそれに倣いました。

表板欠け修理

ローワーバウツの複雑骨折。今回は木片を2ツに分けて補修しました。、木目を揃えながら、接着断面を合わせて行きます。

サドル交換

テールピースの緒止めが当たり、強いテンションが掛かる場所です。今回は割れでしたが、張力に負けて浮いてくることもあります。

エンドピンホール穴埋め 

新たに取り付けるエンドピンの直径が小さい場合に必要になる作業です。円錐形の埋め木を穴のテーパーに合わせニカワで接着。リーマーで適度な角度・大きさに削っていきます。

チップ交換

チップとは弓の先端に付いているプレートです。役割は先端部の保護と毛を据えるクサビ穴の強化、バランスや美観といったところでしょうか。材質には象牙(マンモス象牙)・牛骨・銀/金/プラスチック板などがあります。気づかない内に色々とぶつけてしまう箇所です。チェックして欠けや割れ、剥がれがあればチップ交換することをお勧めします。

センター接ぎ 修理

チェロ裏板接ぎ(左右の接合)部分のハズレ。特殊な治具を使い段差をなくし、ニカワを流し込み接着します。亀裂の線幅が広いほど若干の歪みが生じて修理が難しいです。

フロッグレール交換

弓などの各パーツは、その使用頻度・取り扱い方によって不具合が出てきます。今回はプレート交換。0.2mmの洋白板をフロッグの三辺に合わして、エポキシ樹脂系で接着。アイレットを取り付けて完了です。

黒毛⇔白毛

コントラバス弓だけのチェンジ。白毛に比べて、黒毛は剛毛です。どちらを張るかは演奏者の好み。一度、バイオリン弓に自分の頭髪を使いたいという方がいましたが、、、。

クロス

待望!? 音屋のオリジナルクロスが出来ました。超極細繊維を使用した楽器用クロス。サイズは45×35cmと少し大きめです。敷きとしてもご利用できます。

はじめてのバイオリン

縁あって、音屋にご来店。Mさんに楽器を買っていただきました。(←ありがとうございます)アイルランド留学中、アイリッシュフィドルに興味が出てきたそうです。

バロックチェロ

指板・駒の形・弦高・弦長・テールピース・絃が生ガットだったりとモダンとの違いが色々。あと、エンドピンにピンがないので膝に挟んでの演奏。

チェロ バロック弓

フロッグにスライド・リングがないので毛替えの時の楔は二点止め。作業はモダン弓に比べて難しく思います。
とてもきれいな弓でした。

指板削り

指板上でよく押さえるポジションには凹みが出てきます。押さえにくくなったり、雑音が出たり、、、。表面を削りなおすことで改善します。形を整えながら反りを付けて仕上げればOKです。

魂柱

Sound Post・・・音の柱、名前通り音の振動を伝えるものです。少し位置を動かすことで音色に変化が感じられます。小さな子どもにコンチュウというと、どこに虫がおるんと返されたことも。

ハガレ

梅雨時期、ニカワで接着されている楽器はハガレが起こりやすいです。なるべく風通しをよくすると良いです。